採集スキル取得ベースで進めていくことに決めてから、私の日々は
木のお化けを殺して木材を剥ぐ。
クマを殺して皮を剥ぐ。
そんな暮らしになりました。
戦ってから採集するので、武器や装備の熟練度もそこそこ上がっていきます。
着実に成長できる!素晴らしい。
採集できる主だった資源は5種類あって、他には布に加工できる綿花、建築資材になる石、そして金属製品の材料となる鉱石です。
ホームタウンの周辺の森では、木と皮と石が採集できます。
西に行った荒野では、綿花と鉱石と皮が採集できます。
これで5種類まんべんなく採集スキルをあげていく計画でいました。
ところがどうも、採取量やスキルの伸び方に差がでます。
森では石が少ない気がします。
荒野では鉱石が少ない気がします。
どうやら3種ずつ採集できるといっても、量に差があるようです。
成長が遅れている鉱石採集スキルを上げるために、鉱石が多くあるMAPへの遠征を考えました。
ホームタウンから北東へだいぶ行ったところ、雪山MAPに鉱石が多そうと見込みをつけました。
危ないエリアも通らずに行けそう。ただ遠い。うーん。
そういえば雪エリアの街までいく船みたいなのもあったな。
船賃を見る。
2900シルバー。
高い。
2900シルバーったら、ぼんやりしていると殺されかけるクマ10頭分の皮の稼ぎではないか。
このゲーム、行ったら帰ってこないといけないので往復で倍。
クマも倍、20頭分。うーん。
そうだ馬だ!
採集する際は荷物を多く積める荷牛を使いますけどね、馬は荷物をそんなに積めないかわりに足が速い。
行きは荷物がない。馬でかっ飛ばす。
現地で荷牛に乗り換えて鉱石を採集。
パンパンになった鈍牛で船に乗って帰ってくる。
この作戦で行こう!仔馬から育てた愛馬でゴー!
狙い通り、雪山にはそこらじゅうに鉱石がありました。
はっはっはっは!見ろ、鉱石がゴミのようだ。
そのかわり、ここには木がない。
皮を剥げる動物もいない。なるほど。
まぁ、たっぷり鉱石が採れましたし、鉱石採集のスキルもいい具合に伸びました。
十分な成果です。
これ以上積めないし、ホームタウンに帰ります。
今日の稼ぎは1万シルバーにはなるだろう。
2900シルバーなんぞ経費よ経費!
45000シルバー!?
Baggage Cost = 手荷物運賃
ああああそんなものがー!
もうこれクマ何頭分だよ!
何頭分でもいいわ!こんな大金払えるかあー!
べそかきながら、べこに揺られて、
哀愁たっぷりにドナドナを歌いながら、歩いて帰りました。